小ヨセの手筋と打ち方

このページでは、囲碁を始めたばかりの人でも、とりあえず知っておきたいという小ヨセの手筋を紹介します。

2線のコスミ

下のような状態の時、2線のコスミは非常に大きいです。

続けて打つと、黒は先手でヨセることができます。

 

 

後から白には下のヨセを打つ権利があります。

反対に白から打っても先手でヨセることができます。

 

 


後から黒には下のヨセを打つ権利があります。

つまりこの状況は両先手の状態です。
どちらからか打つと、ただで6目得します。
こういうヨセは逃せないところです。
しかし状況によっては手を抜かれて先手にならない場合もありますので、タイミングが重要です。

サルスベリ

下のような状況の時にどうヨセるのが得でしょうか。

普通にヨセるとこのような感じです。

 

 

しかしもっと得になるヨセ方があります。
サルスベリの手筋です。

このサルスベリは止め方がいくつかあり、下のような止め方が1番無難でおすすめです。

 

 

このサルスベリのヨセ方と最初のヨセ方を比べると単純に4目違います。
しかしそれだけではなく最初のヨセ方は後手に対して、サルスベリでは先手でヨセていますので1手違います。

また、サルスベリには2種類あり、今のは大ザルと呼ばれています。
もう一つは子ザルと呼ばれています。
子ザルは下のように大ザルより一路控えます。

 

 


しかしこの場合は大ザルの方が得です。

小ザルを使う時は、大ザルが後手ヨセになる時です。

ただヨセはそう単純ではなく、後手の方が良い場合もありますが、多くの場合は先手でヨセた方が得です。