大ヨセと小ヨセ

囲碁では終盤のことをヨセと言います。

ヨセは中盤の戦いが終わった後、自分の陣地を増やしたり相手の陣地を減らしたりすることを言います。

そのヨセには、大きく分けると大ヨセと小ヨセがあります。

大ヨセはだいたい10〜20目位の手で、2線や3線に打ちます。

小ヨセはそれより小さい手で、1線や2線に打ちます。

大ヨセ

下の図は大ヨセの1つです。

 

 


さらに下のように黒は打つことができます。

 

 


白から打つと下のようになります。

 

 

 

 


黒から打つのと白から打つのでは14目変わります。
どちらから打っても後手14目です。

ちなみに白がハネた時に黒が押さえるとどうなるかですが、コウになります。

 

 


このコウは黒が負けたときに大きすぎるので通常は黒ができません。

次に下の図はよくある星の定石ですが、その後に黒が2線を押さえるか、白が2線をはうかは、後手20目ぐらいあると言われていて大きなヨセです。


小ヨセ

下の図はよく見る小ヨセです。

 

 


白から打っても同じです。

 

 


このヨセの増減は2目なので後手2目の手です。

先ほどは1線のハネツギでしたが、次は2線のコスミからのヨセです。

 

 


白から打っても同じです。

 

 


黒から打った場合と白から打った場合の増減は6目なので後手6目のヨセです。